2012年5月31日(木)
先週と先々週の木曜日は三河歯科衛生専門学校の講義でした。
90分×2コマ×2日間。

1年生への講義は、日頃の診療とは勝手が違い、なかなかタフな仕事です。
学校の先生という仕事は体力が必要なんですネ!
そして、今月最後の木曜休診日の仕事、幼稚園の歯科健診。
一人で行う講義に比べれば、担任の先生や保健師さんの補助もあり、随分余裕があってラクでした。
担当の園児は、例年よりむし歯が少なかったような気がします。
子供たちにとって、とても良いことです。
その歯科健診が終わると、健診結果が保護者の方に届くことがあります。
『学校の用紙』とか『学校の紙』って呼んでいる『お知らせ』です。

学校によって、文面や様式が若干違いますが、似たような内容です。
・むし歯があります
・むし歯になりそうな歯があります
・歯肉炎があります
・要注意乳歯があります など
この『用紙』もらったとしても、慌てる必要はありません。
学校の健診では、歯科の受診が必要かどうか『スクリーニング(ふるい分け)』をしています。
まずは『かかりつけの先生』があれば、予約の電話をしましょう。
毎年この時期は、用紙をもらった子供の診察が重なります。
予約日時が、いつもより少し先になるかもしれません。
治療にはある程度の時間必要ですので、余裕を持って受診されることをおススメします。
歯科医院では健診結果(用紙)を参考にして、『治療が必要かどうか』の判断をします。
むし歯の精査をした上で、治療が必要な場合は修復処置を行い、場合によっては予防処置にとどめて経過観察をする時もあります。
ですから必ずしも、C(むし歯)=要治療ではありません。
逆に、CO(要観察歯)でも治療が必要なこともまれにあります。
健診担当医の先生とかかりつけの先生、両方の診査を総合して判断しています。
何より『子供たちの歯のため』に、慎重に対応したいと思っていますー。